ここでは、メガネを購入しようと思った時に役立つお話をしてまいります。
(目次)
・メガネの商品特性
・メガネ業界の今
・どんな技術者にまかせるか
・お店に行くときの心構え
(今後、予定している内容)
・レンズとフレームの選択
・トラブル発生!のとき
眼鏡というものには、ふつうの商品とは明らかに違う特徴があります。それは、どこだと思われますか? それは、「既製品ではない」ということです。たとえば、お菓子やCDはお店の棚に並んでいて、お客さんが好きなものを選んでカゴに入れ、レジに並んでお会計をするだけで、簡単に購入できますよね。
しかし、眼鏡は違います。お客様おひとりおひとりに合わせるものなのです。えっ、洋服やクツなどにも「サイズ」があるでしょうって? 確かに…でも、眼鏡の度数はもっとずっと細かいのです。ほんの少し違うだけで、具合が良くも悪くもなってしまいます。ていねいにやらないと、それで何年もすごさなくてはいけなくなりますので、ここは真剣になってください。
なお、度なしのサングラスや、出来合いの老眼鏡は、この限りではありませんが、眼鏡店では、掛け具合を良くする調整や、曲がり直しを行いますので、売りっぱなしの商品ではないということも言えるかと思います。
【規制緩和】 眼鏡販売業は、その業務の専門性から、以前は保健所への届け出が必要でしたが、規制緩和の掛け声のもと、これが廃止されたため、眼鏡のことを何も知らない人達が異業種からたくさん参入してきました。そういう業者は眼鏡調製に必要な勉強をすることなく、「客が欲しいから」「儲かりそうだから」という理由で価格破壊を始めたのです。現状では、資格も何もなく、メガネを販売してしまう状況になりました。
【風邪専門の医者?】 あなたは、ご自身の大切な目が雑貨を扱うような感覚で処置されているとしたら、いかがでしょう? 眼鏡技術を教育する専門教育機関があるのですが、人件費を浮かすために、その卒業生を採用しない店もあるようです。大量の客をさばくためには時間をかけてはいけないとか、難しい目の方はやらないし、万一トラブルになると返金して終わりにしているそうです。まるで「風邪専門のお医者さん」のようです。メガネが安く買えるのはいいけれど、ちゃんとやってほしいものですよね。
安心してメガネをお作りいただくために、どのような選択基準をもって眼鏡店と技術者を選ぶのか…3点ほどご提案したいと思います。
【技術があること】 まず、当然のこととして、眼鏡調製における専門知識と技術が一定レベル以上なければなりません。しかし、どうやって見分けたらよいでしょうか? 公益社団法人「日本眼鏡技術者協会」が「眼鏡士」(がんきょうし)という資格を認定しており、これが業界唯一の公認資格となっています。
【お客様を理解すること】 どの職業でもそうですが、お客様の身になって考えられることが大切ですね。お客様にとって何が問題になっているのかを理解したり、言葉の上ではこうおっしゃっているけれど、本当はこうなのだろうなと推察したりすることも必要です。その上で、現在考えられる中で最適の解決策を導き出せることが重要だと思います。
【良心的であること】 人としての良心を備えていることも必須条件ですよね。つまり、自分が儲かるかどうかを基準にしたり、自分だけが正しいと思わないことです。自分の満足ではなく、お客様の満足のために貢献したいという気持ちを持ち、そのためにはいろいろなことを謙虚に学ぶ姿勢をもっている技術者が望ましいと思います。
メガネを買いに行くときに、どのようなことに注意をすれば、よいメガネをつくってもらえるのでしょうか…こちらをご参考になさってください。
【ご希望を明確に】 どういうときに使うメガネか、現在困っていることは何か、どうなりたいのかなど、めざすところが明確であればあるほど、よいものができます。逆に、これが不明確だと満足のいくものができない可能性が高くなります。店員さんも聞いてくれると思いますが、あらかじめ、考えていらっしゃると話し忘れることがありません。
【体調を整えて】 回復力には個人差がありますので、絶対というわけではありませんが、目や体を酷使した直後は、できれば、お避けになったほうがよいでしょう。飲酒や暴飲暴食も望ましくないと思います。お疲れのときは、体調を戻してからご来店ください。
【ウソは言わない】 よいメガネをお造りするために、年齢、お仕事、ご趣味、眼鏡使用歴、病気の状況など立ち入った内容をお伺いすることがあります。また、測定中「よくわからない」こともあると思いますが、試験ではないので、できる限り、正直に答えましょう。
【遠慮しないで聞く】 店員さんがいろいろ説明してくれますが、わからないときには遠慮なさらずにご質問なさってください。喜んで答えてくれるはずです。ご提案の中にも必須の部分と、さほど重要でない部分があるもの。積極的にコミュニケーションをとることで、本当に自分にぴったりのものが絞られてくるのです。
営業時間 | 10:00~19:00 |
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定休日 | 火曜日 |
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当店は古河市内で最も長くご愛顧をいただいている、メガネ専門店です。
国家検定「眼鏡作製技能士」制度で「一級」に合格した技術者が、責任を持って、
お客様の目的に細かく合わせ、目に優しいメガネを調製させていただいております。
主なご来店エリア | 茨城県古河市、栃木県野木町、埼玉県加須市・久喜市、群馬県板倉町など |
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